【力と運動_問10】
図のように、まさつの非常に小さい物体100 Nの力で押し続けると、物体は等加速度直線運動をしました。途中で、物体を押すのを急にをやめると、物体の加速度はどうなりますか?
A:どんどん大きくなっていく
B:変わらない
C:どんどん小さくなっていく


答えは、 B です。
問2で勉強したように、押すのを急にやめると、物体の速さは変わりません。
この問題では「加速度」が問われています。
加速度とは「単位時間あたりの速度の変化」のことでしたから、速さが変わらないので加速度は0です。
物体は力を受けないと、加速度は0でずっと変わりません。


物体の速さが変わらなければ、加速度は0なんだね!

そうだね!
さて、ここで法則を紹介するよ。
物体が力を受けていない、あるいは、力を受けていても合力が0のとき、
運動していた物体は等速直線運動を続け、静止していた物体は静止を続ける。

慣性の法則で説明できそうな問題って今までもなかった?

…先生!授業中のティガちゃんが居眠りして全く動かないの!

ほ〜、「慣性の法則」やないか

…先生!今日のお弁当、自分で詰めたの!

ほ〜、「完成の法則」やないか

…先生!この絵、自分の気持ちを色で表してみたの!

ほ〜、「感性の法則」やないか

…先生!このくだり、どうやらスベってるらしいの!

それはもう「閑静の法則」やないかい
速さ:大きさのみを表します。
例.10 m/s
速度:大きさと向きを表します。
例.左向きに10 m/s、西向きに10 m/s、–10 m/s など
※答え方は問題によって変わります。
詳しくは、次のページ下部の補足を見てください。
1. 自分でシミュレーションする
2. シミュレーション操作を参考にする

画面左上の「加速度」に注目してね!
速さ10 m/sくらいで押すのをやめるよ。
このシミュレーションは PhET Interactive Simulations, University of Colorado Boulder によって提供されています。
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