まさつの非常に小さい物体(真ん中のカゴ)が静止している。図のように、赤組が右向きに200 N、青組が左向きに100 Nの力で引き続けると、物体は右向きに動き出した。この物体はどう動きますか?
A:同じ速さで動く
B:少し速くなり、すぐに同じ速さで動く
C:どんどん速くなる


答えは、 C です。
物体は、右向きに200 N、左向きに100 Nの力を受けているね。右向きの力の方が大きいので、右向きに動くんだけど、どう動くかが聞かれているね。
力の大きさは、右向きに200 N、左向きに100 Nだから、右向きに100 Nだけ大きいね。このように、物体が複数の力を受けるとき、複数の力と同じはたらきをする1つの力を「合力」というよ。下の図のように、この例で、物体が受ける合力は、右向きに100 Nだよ。
物体は、右向きに100 Nを受けているのと同じだから、どんどん速くなるよ。問1で、100 Nの力で右向きに同じ力で押したときも、どんどん速くなったよね。


ごうりき(合力)?

正しくは「ごうりょく」な。
ある俳優さんが出てきてから、「ごうりき」と読む人が急増したんやで。

問4の図やシミュレーションでは、「+方向の力」、「−方向の力」と書いてありました。このように正の向きや、負の向きは問題ごとに決めることができます。この問題では、右向きを+の向き、左向きを−の向きと決めています。問題で向きが決められているときは、右向きに100 Nは+100 N(+を省略して単に100 NでもOKです)、左向きに100 Nは−100 Nのように書くことができます。
問題で、東向き(あるいは西向き)と書かれていないときに、答えを+100 Nとか−100 Nって書いてはいけません。

自分で決めたものを答えに書くのは基本的にNGだよ。
「答えをxとする」みたいなことができちゃうからね。

下のリンクでおすすめの家庭教師や塾を紹介しています。無料体験を申し込んでいただくと、「物理独学」にも少しだけ報酬が入ります(読者の負担は一切ありません)。ブログ運営の励みになりますので、よろしければご利用ください。安心感があって、総合的におすすめの塾のみを選んで紹介しています。

ストレートな宣伝やなぁw
👉👉👉ご自身に合った家庭教師や個別指導・オンライン塾を探している方は、リンク先の記事を参考にしてみてください。
このシミュレーションは、 PhET Interactive Simulations, University of Colorado Boulder によって提供されています。
© University of Colorado Boulder, licensed under CC BY 4.0
https://phet.colorado.edu/